ハルカナ景色

ツイッターの文字数では書ききれないようなことを書くブログです。話題は多方面になりそう。

ファンはたとえ批判はしても、誹謗中傷をしない。

  以前、就活をしていたときに、とある

出版社を受けたことがあります。そこの看板雑誌の

一つを担当している編集者の方にお話を聞く

機会がありました。曰く、その方は面接のときに

看板雑誌について聞かれて、こう言ったそうです。

 

「批判はしても、誹謗中傷をしないところに

素晴らしさを感じています」

 

 批判を辞書で引くと、こう書いてあります。

kotobank.jp

 

 一方、誹謗中傷はこのとおり。

kotobank.jp

 

 辞書にもあるように、普段、私たちはこの

2つの言葉を、そこに根拠があるかどうかで

使い分けています。何の脈絡もなく、覚えの

ないことで悪く言われたら、それは誹謗中傷。

何かに基づいて十分に考えた上で、それでも

おかしいと思うことに対して言う。それは批判。

 

 わたしは先日、12年間ファンを続けている

KAT-TUNの上田さんを批判する記事を書きました。

 

wwe1974.hatenablog.com

 

 要約しますと、今年のライブで上田さんが

ファンに対して「ぶっ殺す」という言葉で

煽ったり、また中指を立てるという行為も

していることに対して、それはやめるべきだと

思う。そういったことを書きました。

 

 まず「ぶっ殺す」ですが、そもそも言葉の

持つ意味からして不健全であることは言わずもがな、

ましてやここのところ災害続きの日本において、

今、最も耳にしたくない言葉の一つではないか。

そう思い、言うべきではないと書いた次第です。

 また、中指を立てる行為ですが、これは日本では

カッコつけたポーズみたいな認識かもしれません。

しかし、極端な話、諸外国ではそのジェスチャー

一つで、身を危険にさらすことになります。

日本の、ライブ会場という限られた場であれば

問題ないという考えもあるでしょう。しかし、

会場にいるファンの中には当然、外国の方も

いらっしゃるはず。そういったとき、単に文化の

違いだけで片付く問題ではなくなる可能性が

あります。それであれば、何も無理にやる必要は

感じられません。

 

 この2つの理由により、私はファンになってから

おそらく初めて、上田さんを批判しました。

上記の記事では様々な反応をいただきました。

そのほとんどは、同意・否定にかかわらず、建設的な

意見に基づいたものであり、おかげで私自身の

心境もだいぶ落ち着くことができました。

 しかしながら、一方で「ファンならすべて

受け入れてしかるべき」とうスタンスで、

一方的にアンチ認定されることもありました。

嫌ならライブに来なければいい、と。私が

ライブに来なくなることで、すべて解決するなら

ハイフンをやめることもいとわないですが、

そうではありません。

 

 そこで、改めて思うことがあります。

「ファンである以上は、何もかも盲目的に

受け入れなくてはいけないのか」ということです。

私は、必要に応じて言いづらいことでも批判する

ことが、ファンの役目の一つだと思っています。

 誤解しないでいただきたいのですが、批判が

前提にあるわけではありません。あくまで、

個人的な感情論に頼るのではなく、傍観者として

見た場合でも違和感を覚えること。私が批判する

場合の絶対条件はそこです。

 

 誰も、批判したくてする人はいないと思います。

ただ、本当はしたいことがあっても、できない

人の中には「批判=アンチだと思われてしまう」

という懸念があるのではないのでしょうか。

 批判と誹謗中傷は違います。根拠があって、

そこに批判対象を思う気持ちがあるのであれば、

一方的にアンチ認定するのはあまりにも乱暴です。

 もちろん、批判ばかりでは自分自身も周りも

疲弊してしまいます。なので、例えば批判を一つ

したときは、それよりはるかに多く、批判対象の

好きなところを挙げてみるのもいいと思います。

 やり方、考え方は人それぞれですし、何かを

好きになる気持ちも、ひとくくりにはできません。

 だからこそ、批判を絶対的な悪ととらえるのでは

なく、ほんの少し立ち止まって、改めて考える時間に

することができればいいなと、個人的には思うのです。

 

男性ジャニヲタの苦悩 ~男性ジャニヲタあるある~

 自分がツイッターでフォローしている人は、ほとんどがハイフン

KAT-TUNファンのこと)であるため、TLに流れてくる話題も

半分以上がジャニーズ関連で埋め尽くされます。

 中には男性のジャニヲタもちょいちょいいるのですが、時たま

TLに流れてきて、多くのRTやいいねをもらう「お決まりの」

ツイートというのがあります。

 

「男性のジャニヲタはきもいといわれました。そんなことないと思う人RT」

 

 こういうもの、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

あまりにお決まりすぎて、中には単にRTやいいねを稼ぎたいだけだけの

「作り物」も混在しているように思います。ただ、もちろん本当に

そう言われたことがある男性ジャニヲタも、少なからずいるはず。

 一つのグループだけを追う人をジャニヲタと定義していいのか

どうかは別として、自分もKAT-TUNのファンを12年続けている

「男性ジャニヲタ」の一人です。今回は、男性ジャニヲタに

ありがちなことをいくつか挙げてみようかと思います。まずは、

マイナス面のことから始めてみます。

 

 

 ・・・おっと、先に一つ紹介したい漫画がありました。

 こちらは、男性ジャニヲタを主人公にした漫画です。書店で

見つけたとき、ほとんど義務感のような感じで買いました。

全巻持っていて、それなりに面白いのですが、不満があるとすれば

「ジャニヲタを男にしただけ」という点です。

 普段、女性のジャニヲタがしていることを男性にやらせている

だけに見えてしまうのです。「男性ジャニヲタあるある」が

全然書かれていないのが、この作品の欠点。

 では、気を取り直して始めます。なお、これから語ることは

基本的にすべて経験談に基づきます。何度かツイッター

ブログに書いたことと重複するものもありますが、そこまで

熱心な読者さんはいないという大前提で進めます。

 

1.スタッフに間違われる

 昔、日テレでやっていたKAT-TUNの番組の、番協に参加

したことがあります。2009年のことです。当日は100人

ほどいましたが、男性はもちろん自分一人でした。

 少し脱線しますが、今でこそKAT-TUNも男性ハイフンは

全然珍しくありません。しかし、2009年は正直ほとんど

男性ハイフンはいなかったと思います。自分が初参加したライブは

2009年の「Break the records」でしたが、周りを適当に見渡しても

男性ハイフンは数えるほどだったと記憶しています。

 たまに見かけても、それはお母さんや姉妹、あるいは友達や恋人に

「連れてきてもらっている」立場の人。自発的に会場に来たという

男性はほとんどいなかったでしょう。

↓参考資料としてこちらをお買い求めください

KAT-TUN LIVE Break the Records | KAT-TUN オフィシャルサイト

 

 話を戻します。その100人ほどの番協で、自分はわりと

早い時間に集合場所につきました。明らかにその列だなとわかる

場所があったので、最後尾に並んでいると、後ろから声をかけられました。

「すいません、ここに並べばいいんですか?」

「たぶんそうだと思います」

 そう答えると、質問した女性は不思議そうに首をかしげました。

それを見て自分も頭上にクエスチョンマークが浮かんだのですが、

すぐに意味が分かりました。要するに、この女性は自分を番協の

スタッフと勘違いしたのだなと。

 この勘違いは、まだマシな方です。男性ジャニヲタの方で、特に

気を付けていただきたいことはライブ会場での服装です。不用意に

くたびれたシャツと競馬新聞片手に、たばこを吸いながら東京ドームに

向かおうものなら、十中八九、ダフ屋に間違われます。

 自分はさすがに間違われたことはないのですが、東京ドームがある

水道橋駅の近くには、競馬関連のスポットもあります。ジャニヲタ且つ

競馬ファンの男性がいらっしゃいましたら、そこだけは肝に銘じておいて

ください。間違われたら、切ないですよ。

 

2.ライブ会場にトイレが見当たらない

 東京ドームは野球観戦でも何度か行ったことがあります。普段だったら、

男性トイレがあれば、隣に女性トイレがある。迷いようがありません。

しかし、ジャニーズのライブとなれば9割9分は女性。男性トイレも

急造の女性トイレとして使用されます。初めてKAT-TUNのライブで

東京ドームに行ったときは、男性トイレを探し求めて、極端に言えば

一塁側から三塁側まで歩いたように覚えています。

 その教訓があって、それ以降、ライブ会場に入る前に必ずトイレに

行くようになりました。夏場で飲み物を取りがちな季節などは、特に

気を付けてくださいね。

 

3.後ろの席に気を遣う

 単純に、男性と女性では平均身長が10センチは違います。

自分は178センチで、まあまあ高い方に該当するため、

ライブ中は「後ろの人、ちゃんと見えているかな」とけっこう

気にします。少し体を斜めにしたほうがいいのかなとか、考えます。

 先ほど書いた番協では、自分は最前列だったのですが、スタッフさん

から「場合によっては、少し後ろに行ってもらうかもしれません」と

言われました。結果的にはそうならなかったのですが、そういうことも

あるのだなと、妙に納得しました。

 

 と、あまりネガティブなことばかり書くと「なんだ、じゃあジャニヲタ

やめようか」と思う男性がいてもいけないので、ここからはポジティブな

ことばかり書いていきます。

 

4.ファンサを受けやすい

 やっぱり、ライブ会場でもイベント会場でも、男性というだけで

目立ってしまいます。それはつまり、タレントの目にもつきやすいと

いうことです。

 自分の場合、男性で目立ったからこそ受けた「ファンサ」のようなものが

あります。詳細はこちらの記事をご参照ください。

wwe1974.hatenablog.com

 

5.特定の番協に当たりやすい

 少プレの番協に2回、参加したことがあります。いずれの回も

「男性歓迎!」といううたい文句がありました。これを見たとき、

ああもう自分は100%当選するなと思いました。たしかに、

男性ハイフンは昔より増えているとはいえ、ファンクラブにまで

入っている会員が果たしてどれだけいるのかと考えると、選挙では

ないですが、申込前から自分の頭には「当確」の文字が浮かんでいました。

 KAT-TUN以外で、男性歓迎のような番協があるのかは知りませんが、

もしあれば、そこの男性ジャニヲタのあなた、ほぼ間違いなく当選します。

 

6.ただファンというだけで感謝される

 これも経験談です。ライブ会場に着き、席に座って開演を

待っていると、隣の女性から話しかけられました。

「一人で来られてるんですか?」

「はい。一応、ファンクラブ会員でもあります」

「わあ、ありがとうございます!」

 おおよそ、こういう内容だったと記憶しています。ただファンと

いうだけで、感謝されるなんてかえって恐縮してしまいますが、

ありがたくその言葉は受け取りました。

 不思議なもので、女性アイドル、たとえばAKB48や

欅坂46、ももクロ等のライブで女性ファンを見かけても、

だれもそれを不思議には思いません。

 しかし、ジャニーズに関してはいまだに男性ファンを

希少動物のように、特殊な目で見る人も、悲しいですがいます。

冒頭でも言及したように、時たま、男性ジャニヲタを迫害する

かのような内容が書かれたツイートを見かけます。それを見る

たびに、こう思います。

 

「この人は、自分が応援しているグループ

(あるいは個人)が、男性から好かれるような

存在じゃないとわめいて、何がしたいのだろう」

 

 仮に、KAT-TUNに関して、男性ハイフンなんてライブに

来るなというスタンスの人がいたとしましょう。あくまで、仮に。

 KAT-TUNは、男性の自分から見てもとてもかっこよく、魅力的な

グループです。老若男女、国籍問わず、だれが好きになっても

おかしくないと自信をもって言えます。

 でも、そういう人は「違う! そんな国民的な存在じゃない!」

と言っていることになります。果たして、どちらがファンとして

あるべき姿かなんてことは、言うまでもありません。

 

 もちろん、迷惑行為をするようなファンがいれば、それは

だれであれ批判されても仕方ありません。しかしながら、

性別や世代、国籍だけを理由に「ファンになるなんておかしい」

とは、決して言ってはいけないことです。

 

 いつか、自分のアカウントのTLから、「男性ジャニヲタは

云々」みたいな、批判的なツイートを見かけなくなる日が

来ることを、静かに夢見ています。

 

 

KAT-TUN上田さんの発言について

 言葉というものは難しくて、思い通り伝わらないことが多々あります。日本語の多様さ故、意図したことと受け取られ方が違うというのは得てしてありがち。 

 しかしながら、それを考慮しても「言うべきでない」ことも間違いなくあると思います。

  現在、KAT-TUNは全国ツアー中ですが、その中で、上田さんがハイフンへの煽り的な文句として「ぶっ殺す」と言っているようです。

 KAT-TUNは元々、昔から煽りがどちらかといえば過激な部類に入ります。「声が全然聞こえねぇぞ!」くらいはまだしも、「命はねえからな!」という言葉を、KAT-TUN以外のライブで聞いたことはありません。それくらい、グループの特徴の一つとして定着しています。ハイフンもそれをライブの楽しみにしている節があります。

 しかし、今回の上田さんの言葉は、たとえそれが冗談めかしたものであろうと、言い方が柔らかだったとしても、言うべきものではないと思います。最初に、ツイッターでレポを見たときは目を疑いました。自分が12年前からずっと憧れ、かっこいいと思い続けてきた人の姿と認めたくなかったからでしょう。

 

 そして、その「ぶっ殺す」発言をかっこいいだとか、それは上田さんにとって「こんにちは」みたいなニュアンスだとかいうツイートを見かけて、そしてそれを面白がるハイフンがいると知るたび、自分の感覚がおかしいのかなと余計に心が沈みます。自分が応援していたのは、第二検索ワードに「ぶっ殺す」なんて言葉が出てくる人ではなかったはずなのに。

 いくらヤンキーキャラだろうと、線引きはされてしかるべき。血気盛んな10代とかならまだしも、今年35歳。いい大人がそういった言葉でしかハイフンを煽れないのだとしたら、悲しすぎます。

 

 自分はCDデビュー時からのハイフンですが、これまで脱退があったときも、充電期間に入ったときも、どんなときでもKAT-TUNに飽きたこともなければ、ファンであることを誇りに思い続けてきました。しかし、今回のことで初めて、自分がハイフンであることにやるせなさを感じました。もどかしいような、なんともいえない気分。

 ツイッターを適当に検索しても、自分と同じ意見の人を見かけないので、きっと自分の感覚が時代遅れなんだろうなと、強制的に結論付けようかとも思いました。ただ、やはり納得できないので、こうして文章にした次第です。

 

 「Love in snow」をDVDで見て衝撃を受けて、かれこれ12年も上田さんをKAT-TUNの中で一番推していた自分ですが、心に迷いが生じています。過去を美化すれば救われるのかもしれませんが、少なくとも、今までずっとKAT-TUNは「現在」が一番いいと思い続けてきた自分としては、とてもつらい出来事でした。全国ツアーはまだ続きますが、参加されるハイフンさんが心の底から楽しめることを祈っています。

 

 

KAT-TUN5人時代のシングルたちが、UNION慰労会を開催したようです

4月22日(日) 都内某所にて

KAT-TUNが復活したライブ「UNION」の興奮が冷めやらぬ中、とある穴場的な居酒屋にて、恒例の慰労会が開かれていた。以下に、その参加者と、慰労会での呼び名を記す。

Going!(ゴーイン)

CHANGE UR WORLD(チェンユア)

ULTIMATE WHEELS(アルティメ)

WHITE(ホワイト)

RUN FOR YOU(ランフォ)

BIRTH(バース)

TO THE LIMIT(トゥリミ)

不滅のスクラムスクラム

EXPOSE(エクスポ)

FACE to Face(フェイス)

 

 

スクラム「あー、みなさんこちらですよ! はいどうぞどうぞ」

ランフォ「いつも悪いね。面倒な幹事を引き受けてもらっちゃって」

スクラム「いや~、タイトルに漢字があるのは僕だけですからね! 幹事だけに!」

スクラム以外全員「・・・・・・」

スクラム「とりあえず座りましょうか! あ、バースさんは上座へどうぞ!」

ホワイト(スクラムさんって、めげないよなぁ・・・)

エクスポ「そういえば、ゴーインは?」

スクラム「生放送があるから来れないそうですよー」

アルティメ「土日の深夜に生放送は大変だね。ライブ後ならなおさら」

スクラム「みなさん、まずはビールでいいですか?」

ホワイト「わたし、お酒はあんまり・・・。最初の一杯だけでもいいですか?」

バース「無理することないよ。好きなもの頼めばいい」

ホワイト「では、カルーアミルクをお願いします」

チェンユア(そこはやっぱり白い飲み物なのね)

ランフォ「あれ? スマホが落ちているけど、これだれの?」

フェイス「あ、俺俺」

スクラム「飲み物届きましたか? じゃあ、乾杯のご発声をバースさんに!」

バース「え~、久しぶりのライブでしたが、滞りなく無事に終わり、ホッとしています。これもひとえに、みなさんのおかげです。では、KAT-TUNとハイフン、そして

我々の益々の発展と健康を祈念して、かんぱーい!」

全員「かんぱーい!」

全員「いやぁ、おつかれさまでした」

 

一瞬の間

 

トゥリミ「・・・って、疲れてないから! そうだよ、また今回もお呼ばれしなかったよ! 仲間外れの記録を更新しちゃったよ!」

スクラム「きました! トゥリミさんお得意の自虐ツッコミ! いやぁ、今日もキレッキレですね」

トゥリミ「違う意味でキレッキレだけどな!」

ホワイト(慰労会のたびにこのやり取りしているけど、よく飽きないな・・・)

トゥリミ「今回はレア曲が多いって聞いたから、いよいよかと思ったらこの有様。もう15周年に賭けるしかないかもな・・・」

アルティメ「まあまあ、ひょっとしたらトゥリミくんより僕の方がつらいかもしれないよ」

ランフォ「というと?」

アルティメ「どうしてもライブ映えしない曲はあるからね。たとえば、B'zで最大のヒット曲『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』は、ライブでは全然やらないんだ。理由はノリづらいからだそうだよ」

チェンユア「CDとライブでは聴く側の感じ方もだいぶ変わりますよね」

アルティメ「そう。だから、トゥリミくんも人気がないということではなく、あくまでライブ映えが望めないとKAT-TUNが思い込んでいるだけかもしれない。演出次第では、化ける要素は十分に残されていると思うよ」

トゥリミ「う~ん、そうなのかなぁ」

アルティメ「それに比べて僕はどうだ。ライブツアーの最初の方だけで披露されて、その後は音沙汰なし。それって、やってみたけどダメだって判断されたってことだろ。ある意味、まだ歌われたことのないトゥリミくんより、救いようがないってことさ」

ホワイト(慰労会が始まってから、まだ暗い話題しかない・・・)

フェイス「俺も全然歌われないから、気持ちはよくわかる。最近は、あまり気にしないようにしているけどな」

スクラム「つまり、僕らはまだ充電期間中ってことですね!」

ランフォ「おっ、上手いこと言いますね!」

エクスポ(言うほど上手いか・・・?)

トゥリミ「ここはやはり、ライブの常連バース先輩に助言をもらうとするか・・・って、バース先輩?」

ホワイト「寝ちゃってますね」

ランフォ「まあ、疲れるよね。ライブだけじゃなく、テレビの音楽番組にも出ずっぱりだから」

チェンユア「口癖のように『早くヒマになりたい』って言ってるよね。僕らが代表曲的な立場に早くなれるように頑張らないと」

エクスポ「バース先輩はカップリングも含めて強いからなぁ。ファン投票で選ばれた『STAR RIDER』もあるからね」

フェイス「カップリング曲でファン投票というと・・・あとはホワイトちゃんか」

ホワイト「はい。文字通り、パーフェクトすぎるカップリング曲なので、相対的にわたしの影が薄くなっているようで・・・薄いよね?」

ランフォ(そんな中丸さんっぽく聞かれても・・・)

トゥリミ「でも、総合的に見ても、5人時代はカップリング曲が強すぎると思う」

チェンユア「僕の場合は・・・強いというかなんというか・・・」

ホワイト「・・・パクリ疑惑ですね。その節は大変でしたね」

チェンユア「ああ、せっかく和解してすべてがクリアになったと思ったら、今度は脱退で完全にお蔵入りになったからね・・・」

 

しばしの間

 

スクラム「話題変えましょうか! 話題をチェンジユアワールド、なんつってね!」

ランフォ「その突き抜けた明るさが今はありがたいよ」

スクラム「そうですね、PVの話題とかどうでしょう」

ホワイト「わたし、アルティメさんのPV好きです。シンプルだけど力強くて」

アルティメ「逆にホワイトちゃんのはとにかくさわやかで、なんていうか、若さを感じられて好きだよ」

ランフォ「スクラムのボウリングも楽しそうでいいよね」

スクラム「おかげさまで、東京ドームのライブで出番がないときは、いつも『東京ドームボウリングセンター』に通い詰めですよ! めきめき上達してます!」

チェンユア「トゥリミはシチュエーションが愉快だよね」

トゥリミ「銀行強盗ね。ハイフンが『TO THE LIMITのPVを再現してみた』って動画を作ろうとして、実際に強盗しないか気が気じゃなかったよ」

ホワイト(そんな頭が愉快なハイフンはいないと思う・・・)

ランフォ「あれ? エクスポはどっか行った?」

ホワイト「お手洗いとかですかね?」

トゥリミ「エクスポって、PVの話題になるときまっていなくなるよな」

全員(あっ・・・)

何かを察した様子で、エクスポが戻ってくるのを静かに待つ。

 

15分後

 

エクスポ「悪い悪い、ちょうど電話がかかってきちゃって」

ホワイト「あ、いや、全然、ちっとも気にしてないですよー。あはは」

ランフォ(・・・ホワイトちゃんのごまかし方が下手すぎる! ちっともパーフェクトじゃない)

 スクラム「あ、そろそろお時間ですねー。バースさんは寝ちゃってるし、締めの言葉はどうしましょう」

フェイス「ここは紅一点のホワイトちゃんにぜひ」

ホワイト「ええっ!? いやいや、わたしなんかじゃ、どうしてもどうしても言えない気持ちが」

トゥリミ「うーん、それなら流れ解散でいいんじゃないかな」

スクラム「そうしますか! じゃあ、みなさんおつかれさまでした!」

全員「おつかれさまでしたー」

スクラム「次のツアーでは、みんな一緒にセトリで会えることを期待しましょう!」

 

 

元ももクロの有安さんと、元KAT-TUNの田口さんに感じる共通点 ~10周年目前の脱退~

「空気を読む」という言葉があります。空気という、目に見えない、

鼻に香らない、耳に聞こえない、手で触れないものを読むというの

ですから、人によって感じ方、とらえ方は千差万別でしょう。

 多分にもれず、これから書くことも、十人十色。百人いれば、

百通りの考え方があるかもしれないことです。でも、自分の中に

あるもやもやを取り除くために、あえて文字にしてみます。

それはきっと、はたから見れば「空気の読めない」人として

感じられるかもしれませんが・・・。

 

 私はアイドルグループのももいろクローバーZと、KAT-TUN

ファンです(私自身は男性です)。ファン歴は前者が8年、後者が

かれこれ12年ほど。どちらもファンクラブに入っていて、これまで

何度もライブやイベントに足を運んできました。

 この2グループ。直接のつながりみたいなものは特にありませんが、

一つ大きな共通点があります。それは、記念すべき10周年を目前に

控えながら、メンバーが一人、脱退してしまったことです。

 2016年3月をもって、KAT-TUN田口淳之介さんが脱退。

そしてつい最近、今年1月をもってももクロからは有安杏果さんが脱退。

特にファンではない人から見れば、どちらも似通った状況に思えるで

しょう。ただ、私の視点では、似ているとこもあれば、異なっている

ところもあります。そして、悲しいことに一番似てほしくないところが

似てしまったが故、脱退後、ファンの間でいざこざが起きてしまった

のだと考えています。

 

 先にKAT-TUNについて。2006年に6人でデビューしたグループは、

10年に赤西さん、13年に田中さん、16年に田口さんと、立て続けに

メンバーの半分が脱退しました。1人抜けるごとに、これが最後だろうと

ファンとしてはその都度、思ってきたのですが、残念ながら2度あることは

3度起きてしまいました。

 さて、KAT-TUNのファン(以下、ハイフン)の間では、この脱退メンバーに

対する考え方が大きく二分されています。容認派と、否定派。今も、この2つは

平行線をたどり一向に交わる気配はありません。

 ちなみに、私は否定派です。ただ、頭ごなしに何もかも否定して、気に入らない

ことがあれば苦言を呈するというのではなく、ひたすら無関心でいるようにして

います。いいことがあっても、悪いことがあっても、どうでもいい。その代り、

脱退メンバーそれぞれにファンがいるのだから、その人を不快にさせるような

ことをあえて言う必要もない。そういうスタンスです。

 

 そんな容認派と否定派ですが、特にそれが大きく分かれるのが赤西さんと

田口さんです。赤西さんは今回論ずる対象ではないので割愛します。

 田口さんは、10周年を目前にした2015年11月、突然、生放送の

音楽番組で脱退を発表しました。そのときの、メンバーの疲れ切ったような

表情は今でも忘れられません。ツイッターのTLも阿鼻叫喚というか、カオス

そのものになっていました。

 最初は、田口さんに対して「なぜやめるのか。やめないでほしい」という

意見が、当然ですが大部分を占めていました。しかし、日がたつにつれ、

その様相は変わってきます。

 田口さんの脱退発表を引き金にして、冠番組やCMの終了、そして

グループが充電期間に突入という、10周年を迎えるとは思えないような

悲しい話題ばかりが聞こえてきました。

 ハイフンとしては、どうにかして前向きに考えなければいけないと

思いつつ、それができません。なぜか? それは、田口さんのはっきり

しない脱退理由と、あまりに空気の読めない発言によるところが大きいです。

 

 とある雑誌のインタビューで「自分にとってアイドルは重荷だった。

一人の男として、もっと自由に生きたい」というニュアンスの発言が

ありましたが、CDデビュー前を含めればかれこれ15年近くアイドルを

してきて、今更その発言かと個人的には思いました。そして、その自由に

生きるためのタイミングが、10周年目前という最悪のものであったが故、

余計に納得できませんでした。そのため、長年お付き合いが噂されている

彼女と結婚したいからじゃないかとか、ソロデビューしたいからとか、

芸能界を引退したいからとか、様々な憶測が飛び交うようになります。

 もちろん、本音をなかなか言えないところもあるのだとは思います。

ただ、それは別として、容認しがたいと思うのが自由奔放すぎる発言です。

webの連載に「春カモン!」と、脱退時期が早く来てほしいと感じさせる

ようなことを書いたり、メンバーの一人、中丸さんとのラジオで「てっぺんを

とりたい」と無神経なことを言ったり。

 他にもありますが、要するに私が思うのは「10周年という記念すべき

年を前に脱退するのなら、せめて発言や行動では空気を読んほしかった」と

いうことです。性格的なもので、無自覚なのかもしれませんが、少なからず

上記の発言に憤りを感じた人がいるのです。

 

 この「空気の読めなさ」を同じく感じるのが、元ももクロの有安さんです。

田口さんの場合、その脱退発表はハイフンにとって驚くべきものでした。

なぜなら、普段のテレビやラジオ、ライブなどでそういった考えをまったくと

いっていいほど感じさせなかったからです。少なくとも、目の前の仕事に田口さんは

全力で取り組んでいたと思います。

 ただ、有安さんが脱退を発表した日、私は特に驚きませんでした。遅かれ早かれ、

いずれ脱退するだろうなと思っていたからです。

 というのも、最近の有安さんは明らかに仕事中、やる気のないような表情を

見せることが多くなっていました。まるで、KAT-TUN脱退直前の赤西さんの

ような雰囲気です。どこかぎくしゃくしたような、他のメンバーが気を遣って

いる状況。

 脱退が発表されて、テレビでその報告をするももクロ。すっきりしたような

表情の有安さんと、疲弊しきった他の4人。とても印象的なコントラストでした。

有安さんの脱退理由も、どこかもやっとしたものでした。ふつうの女の子の

ような生活がしたい、といったもの。

 幼いころから芸能界に身を置いていた有安さんですから、その状況をいったん

リセットしたくなったのでしょう。その気持ちはすごくわかります。

 しかし、脱退から2ヶ月しかたってないにもかかわらず、ふつうの女の子は

わざわざオフィシャルと名付けてツイッターやインスタグラムを始めたのです。

SNSをやることが悪いとは思いません。事務所の縛りとかがなくなったのだから、

自由にすればいいと思います。ただ、それを始める時期がどうしても理解できません。

 現在、ももクロは全都道府県を時期を分けてまわるツアー中。さらに、4月には

滋賀県で大規模なライブ、5月には10周年記念のライブを初の東京ドームで

開催します。とても密なスケジュールの中、歌割の変更やダンスフォーメーションの

変更を急ピッチで進めているでしょう。長年、体にしみ込んだものを変えるのは

並大抵のことではないのは、想像にがたくありません。

 そんな中、その要因を作った有安さんが、SNSを始める。「空気が読めない」と

思いました。せめて、10周年ライブが無事に終わってからにするべきでは

ないでしょうか。有安さんの脱退による負担を抱えながら頑張っているメンバーを

よそに、とっても楽しいというハッシュタグをつけて投稿をしなければならない

理由がどこにあるのか。このことを不快に思うモノノフがいるであろうことを

どうして考慮できないのか。

 

 2人に感じる「空気が読めない」という共通点。私はもう、2人に

一切の関心がないので、この先何を書くこともないでしょう。この話題は

これっきりにします。そして、KAT-TUNももクロを、これからも

変わらず応援し続けます。

ももクロのライブで無駄なコールがなくなればいいのに

  今日で、ももいろクローバーZから有安杏果さんが卒業して、グループは4人体制となります。公式ホームページではすでに写真が4人だけのものとなっていて、多少、皮肉的な意味も込めて仕事の速さに感心します。(有安さんの最後の挨拶が、どこか謎めいていたのも、その表れでしょうか)

 

 私はモノノフになってたぶん6年くらいですが、一時期ほど、ライブに行かなくなりました。以前までだったら、行ける範囲であればとりあえず申し込むという感じ。どうしても新鮮な驚きを味わいたくて、ドームツアーの初日、ナゴヤドームまで遠征したこともあります。

 はっきり言って、今度の東京ドームのライブも、今のところ関心がありません。平日の開催ということもありますが、それ以上に、今のももクロのライブに「居づらさ」を感じるからです。

 

 年末の「ももいろ歌合戦」に参加しました。様々なアーティストが参加していましたが、どのアーティストに対しても温かく応援するモノノフの雰囲気の良さや、斬新なコラボもあって、それは素晴らしいイベントでした。これに関しては、第2回があるのならぜひ行きたいです。

 しかし、その後のももクロ単独でのライブは最悪でした。ももクロが、ではありません。隣にいた人(モノノフと呼びたくない)のせいです。

 もはや、歓声とかコールでは済まされないレベルの、雄たけびに近いレベルで叫び、歌が聴こえないほどでした。推しメンのパートではジャンプを繰り返し、前後左右すべてのモノノフに迷惑をかけていました。

 これが、今回初めての経験であれば、まあ運が悪かったということで片づけてもいい。ただ、間の悪いことに、こういった人が隣にいたことは1度や2度ではありません。そのたびに思う。

 

ももクロのライブで、無駄なコールがなくなればいいのに」

 

 私はKAT-TUNのファンでもあるのですが、ライブで曲中にコールはありません。曲の始まりと終わりに黄色い歓声はありますが、歌い手の歌声を聞こえなくするようなコールは存在しないのです。

 男性アイドルと女性アイドルの文化の違いといえば、それで終わりかもしれません。ただ、どうしても今のももクロのライブでは場違いなコールが多すぎる気がしてならないのです。

 アイドルっぽさ全開の曲まで、コールをなくせとは思いません。「Z女戦争」や「走れ!」みたいな曲に、何もないのはちょっと寂しいですから。

 たとえば、私は「仮想ディストピア」が大好きです。ギターの音から始まるイントロで気分が高まり、どこか幻想的な歌詞が心に突き刺さります。これは、個人的に思う「世界観に浸りたい曲」の一つです。

 なんで、こういう曲にまで「うりゃ、おい」やメンバーの名前をコールするのかと、この曲をライブで聴くたびに思います。定番曲だから、なおさら。

 ももクロの曲は、ジャンルのバリエーションが豊かで、それに合わせてダンスや演出も凝っているのが魅力の一つ。それなのに、そのほとんどがコールのせいで一本調子に思えてしまう。

 定番曲といえば「サラバ、愛しき悲しみたちよ」で「天使の歌声聞かせてしおりん」と高らかにモノノフが叫び、さあ聞かせてと思いきや、それをかき消すように「しおりん」コール。何がしたいのか。傍から見たら、言葉は悪いですけど意味不明です。

 こうなると、もう「ももクロが好き」なのか「ももクロのライブで完ぺきなコールを決める自分が好き」なのかわかりません。本末転倒。

 何も、完全になくせとは思っていません。ただ、ちょっとずつでも、減る方向で進んでほしいと切に願います。(実際、ここ数年の曲は明らかにコール向けではない曲も増えてきましたが・・・)

 毎回、誰かがパートを歌い終わるたびに名前を叫ぶ必要があるのか。間奏で「うりゃ、おい」となんでもかんでも入れ込まないといけないのか。

 住み分けは難しいでしょうが、何かいい「形」が見えてくればいいなと思います。ももクロのメンバーも全員20代。この先、5年も10年も、今の感じでいくはずがないのですから。

 

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ももクロも、KAT-TUNのように充電期間を設けてほしい

 つい先日、ももいろクローバーZの有安杏果さんが、グループを脱退するとの知らせが突然、舞い込んできました。

 最初に思ったことは「ああ、やっぱり」ということと「またか・・・」ということ。前者については、ここ最近の有安さんをテレビやライブで見ると、どうしても楽しんでいるように見えなかったからです。たぶん、そう遠くないうちに脱退するんだろうなと思っていたので、実際にそう決まっても特に驚きませんでした。

 後者について、自分が好きなアイドルグループの10周年イヤーに、メンバーが脱退するというのを目の当たりにするのは、実は2度目です。

 そのグループはKAT-TUN。CDデビューして4年で一人、7年でまた一人抜けて、もう次はないだろう。もしあったらそのときはさすがに解散だ。

 しかし、悲劇は繰り返され、デビュー10年目に突入する年に、また脱退がありました。二度あることは三度ある。ことわざとはえてして憎たらしいものです。

 こうなると、ファンとしては解散も覚悟していたのですが、KAT-TUNが選んだ道は異例の「充電期間」でした。グループとしての活動を休止し、ソロ活動に専念する。そして、いずれ力を蓄え各々の電力が貯まり切ったタイミングで、活動再開。先日のジャニーズカウントダウンライブで、再始動が発表されたのは記憶に新しいところです。

 

 充電期間と聞いて、果たしてそう上手くいくのかと疑心暗鬼になったファンも多いと思います。自分も、少なからずそう思いました。

 ふたを開けてみれば、亀梨さんは初のソロライブツアーや、山下智久さんと12年ぶりにタッグを組んでCDを出したりと、音楽関係で目覚ましい活躍を見せました。

 上田さんや中丸さんも、ドラマ主演に舞台、バラエティ番組にも多数出演と、グループ活動がないなかでしっかりと存在感をアピールしました。ファンからすれば、KAT-TUNが充電期間であることを忘れてしまうほど、盛りだくさんの1年半だったように思います。

 

 さて、一方のももクロ。実は、KAT-TUNと妙に共通点があるグループです。大きなことから、ちょっとしたことまで。

 10年という節目の年に脱退者が出てしまったこと。その直前まで車のSUZUKIのCMを担当していたこと。ともにファンの呼び名がハイフン、モノノフとカタカナ4文字なこと。

 KAT-TUNは脱退メンバーが出たことで、ライブで歌いづらくなった(あるいは、完全に歌われることがなくなった)曲があります。おそらく、ももクロも同様のことが予想されます。曲には次のパターンがあります。

(1)そのときの人数がタイトルに入っている曲

 KAT-TUN・・・「SIX SENSES」、「4U」

 ももクロ・・・「5 The POWER」

(2)メンバーの名前が歌詞に含まれている

   KAT-TUN・・・「NEVER OVER - IS YOUR PART」

   ももクロ・・・「行くぜっ!怪盗少女」、「ピンキージョーンズ

 

 さらに、ももクロにはメンバーのイメージカラーを盛り込んだ「モノクロデッサン」という曲もあります。上記のような類の曲は、ファンの中でも特別な曲になる一方、もし脱退メンバーが出たとき、その存在が一気に危うくなるという脆弱性もあります。

 このように、共通点があるグループ。その両方のファンだからこそ、自分はこう思いました。

 

ももクロも、KAT-TUNのように充電期間を設けてほしい」

 

 有安さんは、脱退の理由として「ふつうの女の子」としての生活をしたい、といったニュアンスのことを言いました。0歳から芸能活動をしていた中で、特にももクロとしての8年間はそうとうな忙しさであったことは想像に難くありません。毎年、春・夏・冬に恒例の大型ライブがあり、その間を縫ってツアーを開催したこともあれば、数多くのイベント・フェスにも参加。メンバー全員で映画や舞台にも出演。テレビやラジオのレギュラーもあり。正直、いったいいつ休んでいるのかと思うほどです。

 だからこそ、ここでいったん、ももクロを充電させてほしい。「逆境こそがチャンスだぜ」と、ももクロのとある歌の歌詞にあります。まさに、今がそのとき。

 個人的な思いをいえば、10周年ライブもしなくていいとさえ思います。これまで8年間、体に染み込んでいた歌割りやダンスフォーメーションを、練り直さなければいけない。ももクロなら、きっと数ヶ月でそのあたりを完ぺきにこなすでしょう。でも、そこまでしてほしくない。有安さんの脱退で色々なメディアに出ずっぱりなメンバーの、疲弊しきった表情を見ると、余計にそう感じる。

 ももクロは「今会えるアイドル」を体現するかのように、この10年、ライブにイベントにフェスにと、ファンが会える機会を作り続けてきました。だからこそ、充電期間があっていいと思うのです。

 KAT-TUNはこの充電期間で、たしかに各々の活躍範囲が広まり、今までよりさらに大きな何かをしてくれる。そんな期待をファンに抱かせてくれています。

 ももクロを続ける4人は、それぞれにソロでの活動もしてはきましたが、やはりリーダーの百田さんが何かとフューチャーされることが多い。4人それぞれの活躍をより一層促すために、グループ活動を一時的に休止する。ギャンブルかもしれませんが、きっとももクロならその賭けに勝てる。

 アラフォーになっても活躍を続けるジャニーズの男性アイドルと違い、女性アイドルは1年1年が、ものすごく貴重であることは重々承知しています。ただ、その既成概念を覆す。その可能性を秘めたのがももクロではないでしょうか。

 

 充電期間という名の、グループ活動休止が、必ずしもマイナスに響くとは限らない。それをKAT-TUNが証明してくれました。ももクロも、そうなってほしいと、個人的に願わざるを得ないのです。