ハルカナ景色

ツイッターの文字数では書ききれないようなことを書くブログです。話題は多方面になりそう。

ジャニーズ事務所には、ももクロの運営方法を見習ってほしい

 自分はKAT-TUNももクロのファンクラブ会員です。どちらも10回くらいライブに行ったり、あるいは番協に参加したりとしてきました。

 そんな中、よく思っていたのは、ライブ等における両事務所の対応の違いです。はっきり言って、自分はジャニーズ事務所のやり方にかなり物足りなさを、もっと言えば苛立ちを感じています。

 具体的に何をどう感じているのか、これから書いていきます。

 

 4月8日(土)に、さいたまスーパーアリーナでジャニーズJr.のライブが開催されました。そこで、多くのファンの方々がトラブルに巻き込まれました。

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 まず、ジャニーズのライブに参加したことない方へ、基本となる情報をお教えします。(今は多少違う部分もあるかもしれませんが、基本的にはこの通りのはずです)

(1)ジャニーズのライブは、郵便局で払込票を出して申し込む。ネット申し込みができない。

(2)当落の確認はナビダイヤル。ネットでの確認ができない。

(3)申込時に何も希望していないのに、勝手に追加公演に当選となることがある。

(4)チケットは当日発券ではなく紙で事前に送られる。そのため、良い席がオークション等で転売されることが後を絶たない。

(5)ライブ会場での本人確認等は、基本的にない。

 

 ここまでを見て、初めて知ったという方はきっと驚くことでしょう。これが1990年代とかならまだしも、2017年の今ですらこの体たらくです。

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 ジャニーズの公式サイトでは上記のとおり注意喚起が記載されていますが、当の事務所が転売対策を熱心に取り組んでいない状況で、どの口が言うのかと思います。ナビダイヤルやチケット落選時の返金手数料等、ファンからお金を取ることだけは熱心ですが。

 

 では、具体的に転売対策とは何かと考えた際、パッと浮かぶのは顔認証です。

www.tapirs.co.jp

 

 こちらの会社では、顔認証システムの実績として最初にももクロを挙げています。顔認証と聞くと、面倒なイメージがあるかもしれませんが、実際はそうでもありません。

 まず、ファンは顔登録としてファンクラブへ顔写真のデータを送ります。それでOKが出れば、その後はずっとそれが使用されますので、登録の手続きは一回だけです。また、ももクロは現在数万人規模のライブを定期的に開催していますが、入場時の混雑、トラブルはあまり聞かれません。むしろ、顔認証にしたことでスムーズになっているとすら感じます。もちろん、顔認証のことを踏まえて開場時間を早めに設定しているというのもありますが。

 

 実際、B'zやミスチルといった数万人規模のライブが当たり前のアーティストも、次々と導入しています。であるならば、同じくドームでのライブが多いジャニーズでも、本格的に導入するべきだと思うのです。ましてや、ジャニーズは転売でチケットが数十万単位で取引されることがざらですから。

 

 数十万単位で取引される大きな理由は、事前に座席がどこかわかるためです。当日になって初めて席がわかるシステムであれば、こういった取引も多少は減るのではないでしょうか。ちなみに、ももクロは小さな会場でも大きなスタジアムでも、座席がわかるのは当日その場です。そのため、「会場に入れればそれでいい」という人ならまだしも、「近くじゃなきゃ別に入りたくはない」という人にはより有効なシステムです。そして、えてして取引に大金をつぎ込む人は、後者の考え方であることがほとんどです。

 

 転売が横行している中、お金と時間に余裕がある人ばかりがいい思いをする。その点、ももクロは頻繁にファンを限定したライブを行います。男性限定、女性限定、親子限定、学生限定等など。どれだけ大金を積んでも、条件に合致しなければ入れない。こういったライブは、普段なかなかライブに行けない人を救済する側面もあり、たまにはジャニーズでもやっていいのではと思います。

 

 先の、4月8日のライブでは、ジャニーズでは珍しい試みとして電子チケットが使用されました。そこで、下記のようなトラブルが発生しました。

 

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 ここに書かれているだけでも、フォローのしようがない致命的なミスだらけですが、まだ事務所側も運営に慣れていないということで、ギリギリ酌量の余地はあります。

 しかし、現場ではスタッフがファンに対して逆切れのような態度で接していたとも聞きます(どこまでが本当かは、その場にいなかったのでわかりませんが)。結局、こういうところに、事務所がファンをどう思っているのかが出てきます。

 ももクロの運営が100%完ぺきだとは思いません。しかし、少なくとも「100%になるように努力する」姿勢は比較になりません。

 ももクロでも、たとえば音響が聴こえづらいとか、野外会場でトイレが少なすぎるとか、色々トラブルはあります。そのとき、モノノフ(ももクロのファン)はツイッターを活用します。

 ももクロのマネージャーである川上さんのツイッターアカウントには、ライブ当日になるとモノノフからメッセージが書き込まれます。「何々を改善してほしい」と。すると、すぐに「了解しました」といった感じでアクションを起こしてくれます。運営側とモノノフの間に信頼関係があるから、このように臨機応変な対応ができるのだと思います。今のジャニーズ事務所とファンの間に、信頼関係がどれほどあるのか、はなはだ疑問です。

 

 別に、ももクロの真似をしろと言いたいのではありません。見習うべきは見習い、取り入れるべきは取り入れる。その姿勢を見せてほしいのです。

 殿様商売にあぐらをかいて、新しいことを学ぼうとしないジャニーズ事務所の対応は、時代遅れであるばかりか、何より所属するアイドルや応援するファンに対して失礼と思います。

 今後、また紙チケットに戻すのか、電子チケットを進めていくのかわかりませんが、ファンが第一に求めるのは誠実な対応であることに変わりはありません。そこを見失わないように、一ファンとして願うばかりです。

 

SMAPのベストアルバム『WOOL』の良さ ~等身大のアイドル像を描く歌詞~

自分は、SMAPのベストアルバム『WOOL』が大好きです。

WOOL (アルバム) - Wikipedia

単純に、選曲や曲順がいいというのもありますが、それ以上にこのアルバムの

魅力は収録曲の歌詞にあります。

 

それを見ていく前に、少し前のジャニーズについて、曲名や歌詞から受ける

印象を振り返ってみましょう。

 

シブがき隊は“言葉遊び”が目立っていました。

NAI NAI 16

ZIG ZAG セブンティーン

ZOKKON命

スシ食いねェ!

擬音語を多用したり、韻を踏んだり。そのため、とてもキャッチーで

耳に残りやすく、いまでもテレビ等で使われることが多々あります。

 

少年隊はロマンチックな世界を作り出していました。

仮面舞踏会

デカメロン伝説

バラードのように眠れ

君だけに

『君だけに』のようなド直球のラブソングもあれば、

どこか幻想的な空気を漂わせる曲もあり、

大人のアイドルというイメージがあったように思います。

 

光GENJIはファンタジーにあふれていました。

STAR LIGHT

パラダイス銀河

剣の舞

荒野のメガロポリス

曲名を見ただけでワクワクしてしまうような期待感。

それがローラースケートの見事なパフォーマンスと

重なると、唯一無二の空間を作り出します。

ある種、アイドルの完成型と言えるのではないでしょうか。

 

そして、SMAPにたどり着きます。

SMAPはデビュー曲が1位を取れなかったり、ちょうど

音楽番組が氷河期を迎え、バラエティに活路を見出したりと、

デビューして数年は思うようにいきませんでした。

 

そんなSMAPが、『$10』や『がんばりましょう』等で

音楽的に成功をおさめ、ドラマ・バラエティ等、多方面で

その姿を見ない日はないほど、一気に急成長していきます。

 

では、ちょうどそのころ、90年代半ばに歌われた

SMAPの曲。『WOOL』に収録された曲の歌詞は

どのようなことを歌っていたのか。

それは、アイドルが歌うには似つかわしくないと思えるほど、

ちょっとダサくてダメな男。どこにでもいそうな

等身大の一般人を歌っていたのです。

 

それこそが、SMAPが国民的アイドルとなった一つの

要因だと思います。手の届かないところにいるアイドルが

共感しやすいことを歌っている。そこに惹かれたのではないかと。

実際、当時は小学生で深い意味も考えず聴いていた自分も、

社会人になって初めてその奥深さを知ったというのが

たくさんあります。

 

では、実際に『WOOL』に収録された曲の歌詞を

いくつか見ていきましょう。

このアルバムは2枚組で、明るい雰囲気の『WOO side』と

切ない雰囲気の『LOO side』にわかれていますが、

『WOO side』の一曲目がいきなり『働く人々』という

アイドルっぽくない曲名。

 

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自分が好きなももクロの『労働賛歌』にも通じるような

「しゃーないけど、働くべ」という義務感に絡みつかれつつも、

希望をもって進む。社会人の多くが思わずうなずくのではないでしょうか。

www.youtube.com

 

気だるさ全開の『A Day in the Life』も興味深い曲です。

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自分は結局、普通の人間で普通の生活を送るしかないという

悟りを開いたような歌詞。おおよそ、トップアイドルが歌う

曲とは思えません。しかし、逆を言えばSMAPがこれを

歌うからこそ、そこに意味が生まれるとも言えます。

 

男の悲哀を歌った曲といえば『KANSHAして』や『$10』でしょうか。

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いずれの曲も「愛さえあればいい? そんなのまやかしでしょ」という

趣旨のことを歌っています。それまでのアイドルの曲は、極端に

言ってしまえば「僕は君が大好きだよ」ということだけを

様々な表現で歌っていました。そこを、でも現実的には

一筋縄ではいかないよねと歌ってくれたのがSMAPなのです。

 

『雨がやまない』という曲では、とにかく救いようのない

シチュエーションが描かれています。

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 ジャニーズで雨関連の切ない曲だと、少年隊の

『レイニーエクスプレス』というのがあります。

ただ、こちらは少年隊らしくロマンチックです。

「ウィンドウに書いたサヨナラの文字を雨が消していった」

まるで映画のワンシーンのような描写。事実は小説より奇なりとは

言いますが、映画や小説のような体験は現実になかなか起こらないもの。

だから、聴く側はSMAPにより感情移入するのです。

 

このように、『WOOL』は歌詞に注目しながら楽しめる

ベストアルバムです。今回、紹介しきれなかった曲も

すべてが名曲です。

 

また、個人的に「大人の悲哀を歌ったシングル4部作」と

勝手に思っている以下の曲。

たぶんオーライ

KANSHAして

しようよ

どんないいこと

自分はSMAPの「らしさ」がつまったこの4曲が

大好きなのですが、25周年ベストには1曲も選ばれませんでした。

そういう意味でも、この『WOOL』には価値があります。

 

限定生産のため、今となっては中古でしか手に入りません。

もし手に入れたいと思ったら、すぐに探してみましょう。

絶対に損はしないと断言できます。

 

ハイフンにおススメしたいアーティスト その5(ももいろクローバーZ 編)

 ももクロのライブで一番の醍醐味は何かと聞かれたら、自分は「一体感」と答えると思います。ももクロとモノノフ(ファンの愛称)、バックミュージシャンやゲスト、スタッフにステージセット等々、多くの要素が一つになって作られるライブは、これぞエンターテイメントと呼べるものです。

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  ももクロのライブは、会場に着く前から始まっているといってもいいと思います。ライブで会場までの行き方がわからないということは、往々にしてよくあります。

 ただ、ももクロの場合、ありがたいことに周辺の駅等には「カラフルすぎる人たち」が必ずそこかしこにいらっしゃるので、ほとんど迷うことなく会場まで行けます。ライブに来るモノノフの99%(実感値)は、推しメンの色を身に着けているので、存在感が抜群なのです。

 

 会場についてから、開演までの時間って意外と持て余してしまいますが、ももクロはそんな心配もありません。大きなライブだと、単純なライブグッズの物販コーナー以外にも、多くの出し物があります。たとえば、2015年の夏のライブはこんな感じでした。

 

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 特設リングでプロレスの試合が行われるほど、フリーダムです。でも、それがまた最高に楽しい。ライブが始まる前からおなかいっぱいになりそうなのが、ももクロです。

 

 ライブでいうと、ももクロほど「企画ライブ」が多いアイドルもいないのではと思います。

 男性限定、女性限定、親子限定、身長何センチ以下限定と、色々あり、ほとんどDVD化されているので、限定枠に入れない人でもちゃんとライブの様子を楽しめます。

 個人的には、女性限定ライブだとモノノフの声がすごく高くて、ふだんと全然違う、そのギャップが楽しめて好きです。この動画の最初とか、男性モノノフのむさくるしい(失礼!)声がまったくしないですからね。

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 ふだんはこういう感じです。

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 また、ももクロのライブというと、知らない方はイメージとしてたくさんのコールがあると思われるでしょう。たしかに、昔からの人気曲はほとんどに充実したコールがあります。

 ただ、最近はそういう傾向の曲はむしろ減ってきていて、いい意味でアイドル一辺倒からの脱皮ができているように思います。

 それに呼応するように、歌唱力も年々上がってきています。デビューしてから2年くらいは、ライブはずっと口パクだったのですが、今は完全生歌です。バラードを歌うときの表現力は、ときに鬼気迫るようなものを見せてくれることがあります。この動画とかですね。

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 何が言いたいかというと、今のももクロはあらゆる意味で「とてもバランスのとれた状態」だということです。メンバーも全員20代に突入して、またこれまでと違った姿を見せてくれると思います。

 約一ヶ月後、日産スタジアムで夏恒例のライブ『桃神祭』が開催されます。最初は誰だって興味本位。もしよろしければ、参加してみませんか?

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 個人的に好きなももクロの曲ベスト10

1位 Wee-Tee-Wee-Tee

2位 キミノアト

3位 仮想ディストピア

4位 5 The POWER

5位 モノクロデッサン

6位 ツヨクツヨク

7位 泣いてもいいんだよ

8位 スターダストセレナーデ

9位 ゴリラパンチ

10位 マホロバケーション

ハイフンにおススメしたいアーティスト その4(平原綾香 編)

 どんなことにも「初めて」があり、それはたいてい緊張したり、あるいはとても楽しみだったりします。

 ちょうどKAT-TUNが充電期間に入り、ライブはしばらくありません。せっかくなので、他のアーティストのライブを観に行こうと思っていて、でも初めてだからと足踏みしている方におススメしたいのが、平原綾香さんです。

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 なぜかというと、平原さんのライブは「曲をまったく知らなくても楽しめる」からです。

 一番有名な曲は間違いなく『Jupiter』でしょう。ただ、逆にいうとそれ以外の曲の知名度は、果たしてどれくらいかなとも思うわけです。そういう意味で、行ってみたいけど躊躇してしまう方がいるかもしれません。

 しかし、その心配はいりません。理由はいくつかあります。

 

 まず、曲を知らないとかどうとか、そんなことどうでもよくなるくらいに、平原さんの歌声に酔いしれることができます。のびやかで、優しく包み込むように歌うこともあれば、地の底から湧き上がるような力強い低音を響かせることもある。変幻自在とはこのことです。

 よく、歌のうまいアーティストのことを「CDよりライブのほうがうまい」なんていうことがありますが、平原さんはまさにその一人。ライブだと、歌詞の一つひとつがより色づいて、生き生きと感情をもって聴こえてきます。

 言葉では伝えきれないので、こういう動画があることを紹介しておきます。

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 ちなみに、動画の一番最初に流れる曲が、自分にとって一番好きな『おひさま~大切なあなたへ』という曲です。

 

 平原さんのライブは、ほとんどファンは座って聴いています。なので、たとえばノリがわからない、ついていけないみたいなことはまずありません。『JOYFUL,JOYFUL』という曲では、例外的にファンとの掛け合いや振りつけがありますが、そのときも平原さんが懇切丁寧すぎるくらいに説明してくれますので、大丈夫です。

 

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 これは最新アルバムの曲紹介動画ですが、いかがでしょう。歌声の表現力に圧倒されませんか?

 

 また、意外なところをお話すると、平原さんはMCが面白いです。たぶん、知らない人は「おとなしそう、あまりしゃべらなそう」というイメージをお持ちかと思いますが、そんなこと全然ありません。自虐的なネタを話すことが多いMCは、ライブの名物ですらあります。

 

 また、KAT-TUNつながりで一ついうと、何度かツイッターでもつぶやきましたが「ライブでジャパネットネタを定番化させた最初のアーティストは、KAT-TUNではなく平原さん!」という、なんだかどうでもいいことですが、これは声を大きく叫びたいですね。もう10年前くらいから、ツアーグッズを紹介する「ジャパネットあーや」という定番コーナーがあるのです。

 

 そんなギャップも楽しめる平原さんのライブ。一生に一度は、絶対に行ってみてほしいと思うのです。

ハイフンにおススメしたいアーティスト その3(藤木直人編)

 色々なアーティストのライブに参加してきましたが、一番「踊るライブ」を楽しませてくれるのが藤木直人さんです。

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 アーティストとしての、藤木直人さんのファンであることを言うと、たいてい「歌なんて歌ってるっけ?」みたいなリアクションをされます。まあ、役者としての知名度の方が圧倒的に高いですから、仕方のないことかもしれません。

 シングル15枚、アルバム10枚をこれまで世に出していますから、単純に曲数だけでもたくさんあります。ライブツアーも最近では数年おきになってしまいましたが、かつては毎年のように開催していました。武道館でライブをしたこともあります。

 自身で作詞作曲もされますし、ライブでギターをかき鳴らす姿はとても絵になります。歌唱力という点では、お世辞にも上手いとは言えません。ただ、それらを総合した上で、確実に言えることは「藤木さんのライブはすごく楽しい」ということです。

 

 藤木さんのライブの特徴として、一つに映像を駆使することが挙げられます。映像といっても、感動的な演出というよりは、コミカルな使い方の方が多いかもしれません。また、本業である役者の特権を使って、過去に演じた役柄が登場することもしばしば。

 しっとりと聴かせる場面では、ピアノでの弾き語りが定番となっています。たまーにミスタッチをすることもありますが、それは愛嬌ということで。

 

 そしてなにより、藤木さんのライブで一番楽しいのは振りつけの多さです。終盤に、ライブの定番曲をたたみかけるときは、そのほとんどの曲に振りつけがあります。

 わりと簡単なものもあれば、DVDで何度か見返さないと覚えられないような少し複雑なものもあります。この動画には、その一端が映っています。

 

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 この動画に出ていないものでも『コズミックライダー』や『タイムトラベル』や『サンクフル☆エブリナイ』や『愛のテーマ』等々、数えきれないくらい振りつけのある曲が目白押し。体を動かすのが好き、という方にぜひおススメしたいのが、藤木さんのライブなのです。某有名動画サイトには、ライブ映像がけっこうありますので、きっかけはそこでもいいと思います。ぜひこの「楽しさ」を味わいませんか。

 

 追記:好きな5曲を書き忘れていました!

1位 HEY! FREINDS

2位 東京ベリーパイ

3位 This Is My Life

4位 天使の虹

5位 君の歌

ハイフンにおススメしたいアーティスト その2(BABYMETAL編)

 KAT-TUNのライブの「本拠地」といえば、きっとほとんどの方が東京ドームと答えるでしょう。ライブ会場として、一つのステータスと言いますか、ここでライブができるということはトップアーティストの仲間入りを表していると思います。

 そんな東京ドームで、9月にライブを行うグループがいます。結成から6年、今や日本のみならず世界(というより、海外の方が人気あるかもしれない)に名をとどろかせている3人組。

 BABYMETALです。(ベイビーではなく、ベビーです。覚えておきましょう!)

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 その魅力をまず一言でいえば、それは「中毒性」にあります。一つひとつの曲は、ユニークでかわいい歌詞が多く、それに相反するようにメタルの重厚なサウンドが響き、これまで存在しえなかった相乗効果を生んでいます。そして、それこそが中毒性を引き起こすのです。

 おそらくですが、BABYMETALを知ってからすぐにハマったという人は少数派ではないかと。かくいう自分は、この曲を3回聴いて、3回目でファンになりました。

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 個人的に、この曲を3回聴いて、ピンと来るかどうかがファンになるかどうかの境目だと思っています。

 曲そのものの魅力はもちろんのこと、バックバンド(通称 神バンド)の演奏技術は恐ろしいほどに高く、また愛らしい振りつけやそれと共存する激しいダンスも、聴いていて、見ていて心をグッとつかまされます。

 

 BABYMETALは今年4月に2枚目のアルバムが発売されましたが、それまでは曲の絶対数が20曲に満たないほどでした。そのため、ライブは曲順が変わるだけのセトリ。派手な演出もあまりありません。

 しかし、それでも飽きさせない力がBABYMETALにはあります。何度も聴いた曲なのに、新鮮な感動を味わえるのは、ボーカルの歌唱力の素晴らしさが一つの要因です。

 ボーカルを務めるSU-METALの歌声は、神バンドの圧倒的なサウンドに負けない力強さと表現力を兼ね備えています。そして、さらにすごいのは激しいダンスを踊りつつ、口パクをしないでしっかりと歌いこなすことです。

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 アイドル=口パクというのは、一種の常識みたいに語られることが多いですが、昨今はむしろ逆が増えているように思います。自分が好きなKAT-TUNももクロも、それにぴったり当てはまります。

 別に、口パクが悪いとは思っていません。ライブに来たからにはCDではなく生歌が聴きたいという、単純な欲求がそこにあるだけです。

 

 BABYMETALはメタル界において、評論家や音楽好きの間で今も賛否両論あるようです。個人的には、それはそれで尊重すべきだと考えます。一人のファンとしては、ただBABYMETALの音楽が好きという、それだけに尽きます。

 海外で頻繁にライブを行うため、動画サイトにはBABYMETALのライブ映像があふれかえっています。これまであまり聴いたことがないという方は、とりあえずその中から3つ~4つほど見てみてはいかがでしょうか。見たことのない景色が、きっとそこに広がっているでしょう。

 

 最後に、KAT-TUNファンの方へちょっとした小話を。KAT-TUNがライブの最後に「We are KAT-TUN!」と会場全体で叫ぶのは、ハイフンならだれでも知ることですが、BABYMETALも同じようなことを最後にします。

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 これを叫ぶときの「やりきった感」を味わえるのが、ライブの醍醐味の一つです。

 

 個人的に好きなBABYMETALの曲ベスト5

1位 ド・キ・ド・キ☆モーニング

2位 ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

3位 ヤバッ!

4位 META!メタ太郎

5位 ヘドバンギャー!!

ハイフンにおススメしたいアーティスト その1(TM NETWORK編)

 KAT-TUNが充電期間に突入してから約1ヶ月。ハイフンの皆さんはどのように過ごされているのでしょう。

 変わらず、KAT-TUN中心の生活をされている方がほとんどかもしれませんが、中には「この機会に、他のエンタメにも触れてみよう」と考えている方もいらっしゃるのでは。

 そんな方に、自分が自信をもっておススメできるアーティスト(アイドル)をこれからシリーズとして書いていこうかと思います。

 ただ淡々と紹介するのも芸がないので、「KAT-TUNのこういうところが好き」という方に向けて書いてみます。

 

 KAT-TUNといえば、ライブで曲を大胆にアレンジします。たとえば2015年のquarterでは『GOLD』や『楔-kusabi-』といったハードな曲が、和のテイストを帯びてまるで別の曲のように生まれ変わりました。

 CDと同じアレンジで歌うというのも、それはそれでいいのですが、せっかくのライブであれば違ったアレンジで聴いてみたいとも思うものです。

 そして、この「ライブで違うアレンジをする」代表的なアーティストが、TM NETWORKです。

 

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 1984年にデビューした3人組ですが、若い方には「小室哲哉がいるグループ」といった方がピンとくるかもしれませんね。90年代にTKブームを巻き起こした張本人が、その才能を最も発揮させる場が、このTM NETWORK(以下、TM)なのです。

 TMは音楽性のみならず、あらゆる面で日本の音楽シーンの最前線を走ってきました。その功績がまとめられたサイトがありますので、ぜひ一度見てみてください。

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 さて、TMで一番知名度の高い曲、ファンでなくても一度は聴いたことがあるだろう曲はなんでしょう。おそらく、100人に聴けば全員が同じ曲を挙げるはずです。

 『Get Wild』ですね。

www.sonymusic.co.jp

 

 TMの最大のヒット曲ではないのですが、ブレイクのきっかけとなった曲で、多くのアーティストにカバーもされています。発売以降、ほぼ必ずライブで演奏されてきた、まさに代表曲です。

 この『Get Wild』は、もう一つ別の意味でも代表曲です。それは、数えきれないほどのアレンジがあるという意味で、です。

 TMはライブでCD通りに演奏することがまずありません。イントロが流れてもファンが何の曲かわからず、ボーカルが歌いだして初めて歓声があがるという、普通では考えられない状況もTMでは日常茶飯事です。

 そのTMで、最も多くのアレンジが存在するのが『Get Wild』です。あまりに多いため、この曲オンリーのアルバムが発売されているほどです。

Get Wild - Wikipedia

 

   ツアーごとにアレンジが異なるため、極端な話、とあるアレンジの『Get Wild』は、もうそのツアーが終われば二度と聴けないということになります。しかし、だからこそファンはいつライブに行っても新鮮な気持ちで楽しめるのです。長く活躍しているアーティストのライブは、どうしてもセトリが偏りがちになります。そういった中でも、TMのライブはいい意味でお約束をぶち壊してくれるのです。

 

  今まで書いてきたことを証明する動画がこちらです。

www.youtube.com

 

   ちなみに、自分が一番好きなアレンジは『RHYTHM RED』ツアーのものですが、これは公式動画がないのでリンクは貼りません。某動画サイトで「get wild リズレ」と検索すれば出てきます。興味がある方はぜひ。圧倒的なかっこよさです。

 

 というわけで、KAT-TUNの「ライブで違うアレンジをする」一面がすごく好きな方。ジャンルはまったく異なりますが、TM NETWORKの魅力を少し知っていただけたら嬉しいです。

 

TMで好きな曲ベスト5

1位 TIME TO COUNT DOWN

2位 In The Forest(君の声が聞こえる)

3位 HUMAN SYSTEM

4位 I am

5位 COME ON EVERYBODY