男性ジャニヲタの苦悩 ~男性ジャニヲタあるある~
自分がツイッターでフォローしている人は、ほとんどがハイフン
(KAT-TUNファンのこと)であるため、TLに流れてくる話題も
半分以上がジャニーズ関連で埋め尽くされます。
中には男性のジャニヲタもちょいちょいいるのですが、時たま
TLに流れてきて、多くのRTやいいねをもらう「お決まりの」
ツイートというのがあります。
「男性のジャニヲタはきもいといわれました。そんなことないと思う人RT」
こういうもの、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
あまりにお決まりすぎて、中には単にRTやいいねを稼ぎたいだけだけの
「作り物」も混在しているように思います。ただ、もちろん本当に
そう言われたことがある男性ジャニヲタも、少なからずいるはず。
一つのグループだけを追う人をジャニヲタと定義していいのか
どうかは別として、自分もKAT-TUNのファンを12年続けている
「男性ジャニヲタ」の一人です。今回は、男性ジャニヲタに
ありがちなことをいくつか挙げてみようかと思います。まずは、
マイナス面のことから始めてみます。
・・・おっと、先に一つ紹介したい漫画がありました。
こちらは、男性ジャニヲタを主人公にした漫画です。書店で
見つけたとき、ほとんど義務感のような感じで買いました。
全巻持っていて、それなりに面白いのですが、不満があるとすれば
「ジャニヲタを男にしただけ」という点です。
普段、女性のジャニヲタがしていることを男性にやらせている
だけに見えてしまうのです。「男性ジャニヲタあるある」が
全然書かれていないのが、この作品の欠点。
では、気を取り直して始めます。なお、これから語ることは
ブログに書いたことと重複するものもありますが、そこまで
熱心な読者さんはいないという大前提で進めます。
1.スタッフに間違われる
昔、日テレでやっていたKAT-TUNの番組の、番協に参加
したことがあります。2009年のことです。当日は100人
ほどいましたが、男性はもちろん自分一人でした。
少し脱線しますが、今でこそKAT-TUNも男性ハイフンは
全然珍しくありません。しかし、2009年は正直ほとんど
男性ハイフンはいなかったと思います。自分が初参加したライブは
2009年の「Break the records」でしたが、周りを適当に見渡しても
男性ハイフンは数えるほどだったと記憶しています。
たまに見かけても、それはお母さんや姉妹、あるいは友達や恋人に
「連れてきてもらっている」立場の人。自発的に会場に来たという
男性はほとんどいなかったでしょう。
↓参考資料としてこちらをお買い求めください
KAT-TUN LIVE Break the Records | KAT-TUN オフィシャルサイト
話を戻します。その100人ほどの番協で、自分はわりと
早い時間に集合場所につきました。明らかにその列だなとわかる
場所があったので、最後尾に並んでいると、後ろから声をかけられました。
「すいません、ここに並べばいいんですか?」
「たぶんそうだと思います」
そう答えると、質問した女性は不思議そうに首をかしげました。
それを見て自分も頭上にクエスチョンマークが浮かんだのですが、
すぐに意味が分かりました。要するに、この女性は自分を番協の
スタッフと勘違いしたのだなと。
この勘違いは、まだマシな方です。男性ジャニヲタの方で、特に
気を付けていただきたいことはライブ会場での服装です。不用意に
くたびれたシャツと競馬新聞片手に、たばこを吸いながら東京ドームに
向かおうものなら、十中八九、ダフ屋に間違われます。
自分はさすがに間違われたことはないのですが、東京ドームがある
水道橋駅の近くには、競馬関連のスポットもあります。ジャニヲタ且つ
競馬ファンの男性がいらっしゃいましたら、そこだけは肝に銘じておいて
ください。間違われたら、切ないですよ。
2.ライブ会場にトイレが見当たらない
東京ドームは野球観戦でも何度か行ったことがあります。普段だったら、
男性トイレがあれば、隣に女性トイレがある。迷いようがありません。
しかし、ジャニーズのライブとなれば9割9分は女性。男性トイレも
急造の女性トイレとして使用されます。初めてKAT-TUNのライブで
東京ドームに行ったときは、男性トイレを探し求めて、極端に言えば
一塁側から三塁側まで歩いたように覚えています。
その教訓があって、それ以降、ライブ会場に入る前に必ずトイレに
行くようになりました。夏場で飲み物を取りがちな季節などは、特に
気を付けてくださいね。
3.後ろの席に気を遣う
単純に、男性と女性では平均身長が10センチは違います。
自分は178センチで、まあまあ高い方に該当するため、
ライブ中は「後ろの人、ちゃんと見えているかな」とけっこう
気にします。少し体を斜めにしたほうがいいのかなとか、考えます。
先ほど書いた番協では、自分は最前列だったのですが、スタッフさん
から「場合によっては、少し後ろに行ってもらうかもしれません」と
言われました。結果的にはそうならなかったのですが、そういうことも
あるのだなと、妙に納得しました。
と、あまりネガティブなことばかり書くと「なんだ、じゃあジャニヲタ
やめようか」と思う男性がいてもいけないので、ここからはポジティブな
ことばかり書いていきます。
4.ファンサを受けやすい
やっぱり、ライブ会場でもイベント会場でも、男性というだけで
目立ってしまいます。それはつまり、タレントの目にもつきやすいと
いうことです。
自分の場合、男性で目立ったからこそ受けた「ファンサ」のようなものが
あります。詳細はこちらの記事をご参照ください。
5.特定の番協に当たりやすい
少プレの番協に2回、参加したことがあります。いずれの回も
「男性歓迎!」といううたい文句がありました。これを見たとき、
ああもう自分は100%当選するなと思いました。たしかに、
男性ハイフンは昔より増えているとはいえ、ファンクラブにまで
入っている会員が果たしてどれだけいるのかと考えると、選挙では
ないですが、申込前から自分の頭には「当確」の文字が浮かんでいました。
KAT-TUN以外で、男性歓迎のような番協があるのかは知りませんが、
もしあれば、そこの男性ジャニヲタのあなた、ほぼ間違いなく当選します。
6.ただファンというだけで感謝される
これも経験談です。ライブ会場に着き、席に座って開演を
待っていると、隣の女性から話しかけられました。
「一人で来られてるんですか?」
「はい。一応、ファンクラブ会員でもあります」
「わあ、ありがとうございます!」
おおよそ、こういう内容だったと記憶しています。ただファンと
いうだけで、感謝されるなんてかえって恐縮してしまいますが、
ありがたくその言葉は受け取りました。
不思議なもので、女性アイドル、たとえばAKB48や
欅坂46、ももクロ等のライブで女性ファンを見かけても、
だれもそれを不思議には思いません。
しかし、ジャニーズに関してはいまだに男性ファンを
希少動物のように、特殊な目で見る人も、悲しいですがいます。
冒頭でも言及したように、時たま、男性ジャニヲタを迫害する
かのような内容が書かれたツイートを見かけます。それを見る
たびに、こう思います。
「この人は、自分が応援しているグループ
(あるいは個人)が、男性から好かれるような
存在じゃないとわめいて、何がしたいのだろう」
仮に、KAT-TUNに関して、男性ハイフンなんてライブに
来るなというスタンスの人がいたとしましょう。あくまで、仮に。
KAT-TUNは、男性の自分から見てもとてもかっこよく、魅力的な
グループです。老若男女、国籍問わず、だれが好きになっても
おかしくないと自信をもって言えます。
でも、そういう人は「違う! そんな国民的な存在じゃない!」
と言っていることになります。果たして、どちらがファンとして
あるべき姿かなんてことは、言うまでもありません。
もちろん、迷惑行為をするようなファンがいれば、それは
だれであれ批判されても仕方ありません。しかしながら、
性別や世代、国籍だけを理由に「ファンになるなんておかしい」
とは、決して言ってはいけないことです。
いつか、自分のアカウントのTLから、「男性ジャニヲタは
云々」みたいな、批判的なツイートを見かけなくなる日が
来ることを、静かに夢見ています。