ハルカナ景色

ツイッターの文字数では書ききれないようなことを書くブログです。話題は多方面になりそう。

KAT-TUNのファンになったきっかけ~KAT-TUNは月だと思った~

 記念すべき(?)最初の記事なので、やっぱりKAT-TUNの話題から始めようかと。

 ツイッターの文字数ではとても書ききれない、自分がハイフンになったきっかけをまず書いていこうと思います。

 

 元々、いわゆるJ-POPが大好きで、アーティストのジャンルにとらわれず自分がいいと思うものを聴いて育ってきました。その中で、ジャニーズもよく聴いていました。

 最初に好きになったのはTOKIO。時期は90年代後半だったかと思います。曲がいいのはもちろんなのですが、バンドスタイルという他とはちょっと違うスタイルに惹かれたところもあります。

 また、メンバー全員が作詞も作曲もできる、その万能なところも魅力でした。当時、まだ中学生とか高校生で、そうそうCDをたくさんは買えないころでも、TOKIOに限ってはオリジナルアルバムも買っていたほどですから、まあかなりハマっていました。

 

 上に書いたように、自分はややへそ曲がりなところ(よく言えば、個性を重視するところ)があります。王道も好きだけど、少しそこから道をそれたやり方、見せ方、届け方も好き。TOKIOがバンドスタイルという、ジャニーズっぽくない面を持っていたことが、好きになる大きな要因の一つであったということです。

 

 そんな中、時は流れ2005年、KAT-TUNというグループの存在を初めて知りました。自分は中高とバレーボール部で、バレーはするのも観るのも大好きです。今思えば、これも素敵な偶然でした。KAT-TUNはこの年、グラチャンというバレーの大会の『応援プロデューサー』に就任しています。

 初見の印象は、とにもかくにも「えっ、これがジャニーズ?」です。今でもはっきりと覚えています。それくらいの衝撃。誤解を恐れずにいえば、渋谷のホストの集団にしか見えませんでした。

 ジャニーズといえば、イケメンという前提があって、さらに「さわやかで、やさしそうで、頼りになるお兄さん」のようなイメージ。それが王道だろうと。

 しかし、画面の中にいるKAT-TUNは、髪は鮮やかな色に染まって、逆に衣装は暗い色を基調としていて、容姿はたしかにイケメンだけど、どことなく怖そうな雰囲気があって。パッと見ただけでも、世間一般が抱くジャニーズ像からはかけ離れていることに気づかされます。

 

 でも、最初は驚いた自分も、すぐにその危うげな存在感に興味を持ちました。ジャニーズの王道が、みんなを照らす太陽であるとすれば、KAT-TUNはちょっと外れて、どこか影めいた部分も持つ月のよう。

 さて、そうなると気になるのはKAT-TUNはどんな曲を歌うのかということ。CDデビュー日、自分は一目散に『Best of KAT-TUN』を買いに行きました。「デビューでいきなりベスト!?」と、のっけから驚かせてくれます。

 1曲目の『SHE SAID...』を聴き終えたとき、これもはっきりと覚えているのですが「自分は一生、このグループについていく」って決心していました。それくらい、かっこよすぎたのです。壮大なイントロから、新たな世界の始まりを感じさせる田中さんの挑発的な語りかけ。シンプルながらも力強いサビ、厚みのある歌声。すべてが新鮮で、且つ圧巻でした。

 2曲目以降もこの路線が続くのかと思えば『I LIKE IT』ではしっとりとハーモニーの美しさを奏で、『ハルカナ約束』ではこれぞジャニーズといったポップな一面をのぞかせて。この1枚のアルバムに、自分がこれまでジャニーズに対して見覚えのあった景色と、なかった景色が詰まっていました。

 

 KAT-TUNというグループが秘める可能性の広さ。それをずっとこの目で見たい、耳で聞きたい、肌で感じたい。だから自分は、10年経った今になっても、ずっとハイフンでいました。時には悲しい出来事がありましたけど、それを含めての歴史。いつだって、今のKAT-TUNが一番いい。それを信じて、これからもハイフンを続けます。

 

 さっき自分は、ジャニーズの王道を太陽、KAT-TUNを月に例えました。10年以上前、まだメンバーの名前も持ち歌も知らなかったころ、KAT-TUNに抱いた印象。

 KAT-TUNがデビューライブの1曲目に歌ったのが『RED SUN』で、ハイフンがとても大事にしている曲の一つが『ツキノミチ』であることを知って、ああ自分の印象はあながち間違いでもなかったのかなと思うのは、ちょうど10年前の今ごろだったかもしれない。

 そして、10年の時を経て、多くのハイフンがライブで悲鳴をあげたのが『MOON』。月が満ち欠けをするように、KAT-TUNという月は違う表情を、進化した姿を、いつも見せてくれる。きっと、これからも。